神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2013年3月22日 エリアトップへ

第49回創玄展で文部科学大臣賞を受賞した 小川 美登里さん 矢畑在住 

公開:2013年3月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

楽しみながら感動を

 ○…書道展「第49回創玄展」に阿部みどり女氏の句を題材にした作品を出展。約9000点の中から最高の栄誉となる文部科学大臣賞を受賞した。同展は師匠でもある金子鷗亭(おうてい)氏が創設したこともあり喜びも一入だ。「最高の賞なので喜びも最高にうれしいです。俳句や詩文など日本人らしい作品を書くことが師匠の教えでもあったので俳句を作品にして受賞できたことが一番の喜びです」

 ○…北海道の広大な自然の中で生まれ育った。転勤が多い家族だったが、中でも美瑛町で過ごした中学時代が思い出に刻まれている。「近くのスキー場でよく滑りました。授業で午後はずっとスキーという日もあったくらいですから。私の故郷のようなところです」。また移住する先々では書道教室を探し、大学進学まで4、5カ所の教室に通った。「父が『一生楽しめるものを身につけてほしい』という思いで習わせてくれました。先々で真っ先に教室を探してました」と笑う。大学進学と共に上京し、書道を専攻。並行して創玄書道会で師匠の鷗亭氏と子息の卓義(たかよし)氏の下で学び、道を切り開いた。

 ○…休日は市内のテニスクラブでプレーしたり、約10年続くイタリアでの展示会の影響もあり、多忙な日々の合間を縫って旅行なども楽しんでいる。「旅行先での人とのつながりや結びつきが、作品を書く上で刺激になって感情を高ぶらせてくれるのです」と満面の笑みを浮かべる。

 ○…3カ月前から展示会の準備を続け、ようやくひと段落。「引退してもいいぐらいうれしい」と冗談交じりに話すが、一美書道会(矢畑)で幼児期から80代以上の人に長きに渡り指導を続ける講師でもある。「世代を越えた指導で学ぶこともたくさんあります。私自身も今のスタイルを変えずに自分の楽しみとして、そして感動を与えられるような作品を書いていきたいです」。この先も止まることなく書道の道を進んでいく。
 

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook