戻る

大磯・二宮・中井 トップニュース文化

公開日:2016.03.11

3人で鳴らす「全時代ロック」
中井町出身高田さんらCD発売

  • 左から高梨貴志さん(ドラム)、高田風さん(ボーカル・ギター)、吉田隼人さん(ベース)(写真提供/Walkings)

  • アルバム『穴』のジャケット彫刻・撮影は高田大さん

 全ての時代に通用するロック「全時代ロック」を引っさげて期待のバンドがデビューする。中井町出身の高田風さん(25)がギターとボーカルを務め、昨年のフジロックフェスティバルに出演したWalkingsだ。ファーストアルバム『穴』をピーヴァインレコードから4月6日(水)にリリースする。

 同バンドは作詞・作曲も手がける高田さんと平塚市出身の吉田隼人さん(ベース)、東京都出身の高梨貴志さん(ドラム)の3人組。ブルース・ロックを基調にポップな音楽も交えた多様性、1950年代から現代までを網羅するサウンドに乗せた日本語ボーカル、躍動するビート、渋いギターにうねるベースラインを持ち味としている。

 昨夏、国内最大級の野外音楽祭で知られるフジロックフェスのルーキーステージに出演。激しいパフォーマンスで聴衆を魅了し、レコード会社の目に留まった。

 デビューアルバム『穴』には10曲を収録予定。表紙は、高田さんが彫刻家の父の大さんに制作を依頼した。「二宮の梅沢海岸で夕陽をバックに撮影した石の彫刻。穴には暗いイメージがあるが、未来を予感させる期待を表現した」と大さん。息子らの躍進を応援する。

 彼らと同世代のバンドで、CMやドラマなどに楽曲が使用されているGLIM SPANKYの松尾レミさんは「ロックンロールに日本語で立ち向かう熱い気概を感じる。ロックへの馬鹿正直な情熱がどんどん膨らみ、進化し続けているクールなバンド」とコメントする。

 高田さんは高校時代にバンドを結成。音楽コンテスト「Hジェネ祭り」で全国2位になった。ライジングサン、サマーソニックなどの大型ロックフェスに出演し、2012年からWalkingsとして活動する。

 ロックの神髄に迫るため、13年と14年に渡米。「ギターを携えて訪問した教会でセッションに誘われた」。ジャズやゴスペルから刺激を受け、パンクのエネルギーに触発されたという。「創作料理を作るように、アドリブでセッションする演奏を採り入れた」と話す。

 デビューが決定し、次なる目標は「フジロックフェスのメーンステージ出演」。3月16日(水)午前1時からFMナックの生放送に、21日(月)にはライブハウス渋谷エッグマンに出演する予定。

【URL】http://walkings.wix.com/walkings

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS