「幻の楽器」を現代に 山田貢さんの演奏会
寺家スタジオ(寺家町435の1)で11月1日(土)に「バッハの時代の幻の楽器・ラウテンクラヴィーア演奏会」が開催される。
「ラウテンクラヴィーア」は、J・S・バッハの時代に存在したとされる古楽器。バロック時代の鍵盤楽器の代表格「チェンバロ」の一種だが、弦楽器の「リュート」と同様、羊の腸を撚って加工した「ガット弦」が用いられている。演奏は、チェンバロ奏者でラウテンクラヴィーアの研究家として知られる、岐阜聖徳学園大学名誉教授の山田貢さん(80=鴨志田町在住)。現存するものがなく、文献にもわずかに登場するにとどまる「幻の楽器」を自らの手で設計、2003年に復元品を完成させた。山田さんは「歴史の中で一度消えた楽器。ガット弦の柔らかい音が安らぎを与えてくれる」と話す。
演奏会は午後2時から3時半まで(予約制)。料金は5000円、ペア・前売り4500円。ドイツの伝統菓子とコーヒー付き。会場では画家・花見宴氏の油彩画も展示されている。問い合わせは寺家スタジオ【電話】045・350・3804。
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