横浜サクラスイミングスクールの水球中学生チームが、7月に行われる全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会の関東予選会へ向け、練習に励んでいる。中学生対象のチームだが、メンバー不足で今春からは小学生チームの3人が中学生チームにも参加。少数精鋭の8人で試合に臨む。
チームは3月、16チームが出場した春の同全国大会15歳以下の女子の部で、銅メダルを獲得。1回戦では前回準優勝チームの三重WPスターズと対戦し、前半は横浜が得点し2―0に。後半で同点に追いつかれ、PS(ペナルティースロー)戦で敗れたものの順調に勝ち進み、同クラブの水球では8年ぶりのメダルとなった。
優秀選手には木村明日香さん(当時市立すすき野中・3年)と、2回戦からの全試合でゴールを決めたという西山風花さん(市立あざみ野中・3年)が選ばれた。皆川剛監督は「強豪チームと1回戦で健闘し、自信がついたのでは」と話す。
水球の現役日本代表、杉山緑選手を輩出している同クラブ。週4日の練習のほか、普段練習できない水深の深いプールで練習するため、埼玉県に遠征することもある。ボールの取り合いの際、相手に沈められないよう、浮力を高める蹴り足や、巻き足の訓練が欠かせない。主将の大川さくらさん(市立美しが丘中・3年)は「小学生もいるので、教わったことをなるべく多く伝えたい」と語る。
神奈川県水泳連盟によると、同連盟に登録する水球チームは、学校、スイミングクラブなど、県内で5団体。同クラブで活動するのは8人だが、ジュニア競技は本来、控えを含めて15人いることが望ましいという。「水球は仲間と協力して、答えを導き出す面白さが魅力。チームの仲間がもっと増えれば嬉しい」と西山さんは話す。
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