横浜美術大学=鴨志田町=の学生有志が先月「東京デザインウィーク2015」のアジアアワード・学校作品展で特別賞を受賞した。
同イベントはデザインやアート、ファッションなどさまざまなジャンルで企業やブランドが出展する国際的な「クリエイティブの祭典」。今年で30周年を迎え、これまでに多くのクリエイターを輩出しているという。
同校は2012年から毎年参加しており、今回が4回目。12年には入賞、昨年は「プレゼン賞」を受賞している。今年はテキスタイルデザインコースとクラフトコースの学生15人が合同で取り組んだ。加藤良次教授の指導のもと、ネットに古布を詰めて押し出し、造形物を作る同校オリジナルの「ポコス」を使った作品を制作。屋外の5m×4mのブースに収まり、高さ制限3mという空間を最大限に生かそうと「ポコスの山を作ろう」と夏ごろから制作を始め、「Mt・POCO's」が完成した。会場では2時間ほどで組み上げ、10日間の展示期間の天候も考慮しエアキャップシートもつけたという。骨組みには単管パイプを利用しようと、とび職の人に連絡するなど工夫を重ねた。作品の順位を決めるノミネートからはもれたが、主催団体のデザインアソシエーションNPO理事長賞に参加56校の中から選ばれた。
中心を担った石井晶二さん(3年)は「小さな子も興味を持って触ってくれていて、嬉しかった。たくさんの人の協力を得てもらえた特別賞。お礼を言いたい」と笑顔をみせた。
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