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梅が丘自治会 30年の悲願 集会所が完成 住民積立金で実現

社会

掲載号:2016年3月24日号

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集会所の前に立つ井田会長(左)と原委員長
集会所の前に立つ井田会長(左)と原委員長

 30年以上前から計画され、地道に資金を積み立ててきた梅が丘自治会(井田正従(まさつぐ)会長)の集会所「Y・ume(ゆめ)プラザ」がこのほど、梅が丘第三公園内に完成し、3月11日に竣工式典が行われた。建設用地の確保や資金繰りを乗り越えてようやく実現にこぎつけたもので、「30年の悲願。これから大いに活用し、今まで以上に明るいまちにしたい」と井田会長は話す。

設置場所は公園内

 完成した集会所は、設置面積200・56平方メートルの木造平屋建て。会議室と事務室、トイレ等を設置。公園広場の斜面に沿って建設されており、広場側に向けて大きな窓が取り付けられている。独自の積立金2800万円に加え、地域の拠点整備を目的とする横浜市自治会・町内会館整備費補助金1200万円の助成と銀行からの借り入れ700万円の、計約4700万円で建設された。青葉土木事務所によると、公園内の集会所は区内で3カ所目。同事務所は「公園で遊ぶ子どもたちを地域で見守る場になる」と、そのメリットを語る。

 現在、約2350世帯・5500人が所属している同自治会。住民が増え、自治会館の必要性を訴える声が大きくなり始めた1985年から自治会館建設に向けた資金の積み立てを開始した。積立金が2千万円弱になった06年、自治会館(集会所)建設検討委員会を設置。しかし、その時点では積立金が足りず、断念した。

震災で声高まる

 再び検討を始めようという声が上がり始めた頃、11年3月に東日本大震災が発生。「建設を望む声が高まった」と井田会長。用地確保を目指したが、自治会として所有する土地はなく、新たに土地を購入することは予算的に不可能と判断。個人の土地を借りようと試みたが、相続時にトラブルになってしまう恐れなどがあり、断念するに至った。

 そこで、建設候補地の一つとして挙げられていた「公園内への建設」で一本化。公園内のため、「誰でも使える」集会所として整備を目指すことに。自治会の法人化手続きなど、区地域振興課や公園を管理する同事務所との調整を進めた。

 しかし、住民から公園の敷地が狭くなることや林を切り倒して建設することに対する指摘が挙がり、再検討することに。同検討委員会は公園敷地内で建設場所を変更し、林への影響を軽減するなど、合意形成を図った。同検討委員会の原美佐雄委員長は「みんなが納得して助け合えるようにならなければ、集会所を作る意味がない」と交渉を進め、昨年4月の総会でようやく合意。夏頃に着工し、今年2月に竣工した。

 原委員長は「長くかかったが、会員皆さんの熱意によって実現できた」と安どの表情を見せる。区地域振興課の担当者は「ここが拠点となり、地域活動が活発になってくれれば」と期待を寄せている。

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