「第3回オリジナルスポークカバーデザインコンテスト」で、横浜市立若葉台特別支援学校に通う鈴木葵さん(18)=鴨志田町=が1位となる優秀賞を受賞した。
スポークカバーとは、車椅子のホイールに取り付け、指や衣服の巻き込みを防止するもの。このコンテストは、障害のある子どもの自己表現の機会拡大や明るい共生社会を作ることを目的として、同実行委員会が開催。車椅子を使用する高校生以下と特別支援学校の在学生を対象に行われ全国から115作品の応募があり、鈴木さんを含む3人が同賞に決まった。
鈴木さんの作品「MOON」は、夜空をウサギが駆け回る様子を描いたもの。「肢体不自由の子は自分の足で自由に走ることができないので、代わりにウサギが駆け回るデザインにしたら面白いと思った」のがアイデアの元だ。こだわったのはウサギの輪郭線。「ウサギの柔らかさを表現するため、1色で描いた線の上に別の色を重ねてグラデーションにするのに相当時間がかかった」と振り返る。
今回の入賞を聞き「とても驚いた」と鈴木さん。11月に都内で行われた受賞式では、副賞としてデザインを使って作られたスポークカバーが贈られた。鈴木さんは「思っていたよりも色が鮮やか」と感想を話していた。カバーは今後、同校に通う肢体不自由の生徒の1人に贈呈されるという。
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