青葉区版 掲載号:2018年4月19日号
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青葉区民会議 「新しい交通手段を」 アンケート踏まえ提言

社会

 「青葉区民会議」(嶋田敦雄(さだお)代表)が実施した「交通まちづくりアンケート」の結果がこのほどまとまった。区民会議は交通弱者への対応など、快適な交通環境づくりに役立てたいとしている。

 自治会や市民団体から公募された区民が定例会などを通じて意見を集約し、行政に伝える役割を持つ区民会議。今回のアンケートは、高齢者など移動することが困難な交通弱者への対応が今後重要となることを踏まえ、交通まちづくりに区民の声を役立てようと行われたもの。

 アンケートは13項目の質問を用意し、昨年12月に実施。区役所や自治会で配布されたほか、同会ホームページでも受付し計932件の回答を得た。

 バスを利用する目的を尋ねたところ、買物と答えた数が397人と最多を占め、続いて趣味・活動が316人、通勤・通学が209人、通院が154人と続き、バスが生活に直結している状況が改めて明らかになった(複数回答可)。また、バス移動を便利にするための改善策を尋ねたところ、450人が本数増加、364人がコミュニティバスなど地域内交通の普及を挙げた(同)。

 一方、新しい交通システムへの期待を質問したところ、424人が低運賃で乗りたいところから降りたいところへ移動できる「デマンド交通システム」を選択。既存の公共交通機関以外への期待も示された=表。

 区民会議ではこうした結果から、今後は「多様性」が1つのキーワードだと分析し、「小さい交通の重要性」を提案する。小さい交通とは、徒歩や公共交通機関、自動車に代わる第4の交通形態のこと。既存のバス便などがない交通空白地帯で民間業者が行う送迎バスや、自転車タクシーなどが挙げられる。「山・坂の多い青葉区では、足腰の弱い高齢者は交通弱者となって外出しなくなり、これが引きこもりなどの問題になる可能性がある」と嶋田代表。「尊厳のある生活を送るために、早い段階で新しい交通手段を考えていくことが大事」

 区民会議は今回の結果を行政に提出するほか、民間団体にも周知していきたいとしている。

基調講演と報告会

 区民会議は4月21日(土)、青葉区役所4階で基調講演とアンケート実施報告を行う。基調講演では、「小さい交通」の提唱者で東京大学名誉教授の大野秀敏さんが登壇。「衣食住に”動”足りて礼節を知る」をテーマに行われる。

 講演後には報告会と意見交換会を実施。電気自動車のチョイモビの紹介も行われる。時間は午後1時から3時(開場30分前)、無料。希望者は直接会場へ(定員100人)。(問)事務局【電話】045・978・2221

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