青葉区版 掲載号:2018年9月13日号
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青葉区認知症フォーラムで医師として講師を務める 大迫 正行さん 世田谷区在住 54歳

認知症、特別じゃない

 ○…認知症になっても暮らしやすいまちを目指して開催する「青葉区認知症フォーラム」の講師を務める。症状に精通した「認知症サポート医」の1人として診察にあたるほか、かかりつけ医と専門医療機関をつなぐ役割も担う。講演では正しい知識と対応、予防方法などを語る予定だ。「認知症は特別じゃない。身近な病気であることを広く知ってもらえれば」

 ○…鹿児島県出身。医師だった父の背中を見て、高校生の頃には自然と同じ道を志すように。都内の医学部に進学するため上京。「内科よりも深く内面を見る。そこに興味が湧いた」と実習などを経て選んだのは精神科だった。キャリアの始めこそ医療の練度を高めるために内科医として勤務したが、以後は精神科医として経験を積み、縁あって開院直後の江田記念病院へ。精神科部長、副院長を歴任したが、より臨床に専念し、回復から社会復帰までをサポートしたいと3年前にあざみ野駅近くで「おおさこ心のクリニック」を開院した。

 ○…65歳以上の6、7人に1人は認知症。これが2025年には5人に1人の割合となる。患者が年々増加する中で大事なのは「否定をしないで温かく見守ること」。その人の尊厳を大切に、上手に周囲が誘導してあげる重要さを説く。一方、認知症に限らず心の病を抱える幅広い世代の患者と向き合ってきた。「やっぱり『良くなりました』と言われると原動力になる」とやりがいを口にする。

 ○…忙しい日々の癒しは小学生の娘との遊びの時間。休日は近隣の公園で遊具や自転車などで遊ぶそう。「趣味のスキーにも連れて行ったり」と笑う。今後も引き続き地元の役に立ちたいと話し、「誰もが認知症になる時代。悪いイメージを持つ前に、まずは知識と理解が広まれば」と微笑んだ。

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