東急田園都市線あざみ野駅近くのスポーツクラブ「アトリオあざみ野」が来年1月をもって閉館する。今年10月に開館24年を迎える同スポーツクラブは、年々老朽化に伴う修繕箇所が増加。施設を運営する東急スポーツシステムは今年1月末に「安全で快適なクラブ環境の提供が困難」など会員に閉館の理由を説明した。現時点で閉館後の利用は未定。
クラブにはオープン当初から通い続ける会員も多く、70代、80代になった今でも利用する高齢者もいる。区内在住の佐々木一高さん(77)、満喜子さん(78)は、夫婦で通う”アトリオファン”。特に満喜子さんはプール利用の他、書道や英語、ドライフラワーなどの教室に参加するなど毎週3、4回利用してきた。閉館の知らせに「駅に近く、優雅な施設だったのでとても残念。同年代の仲間もできて、シニアにとって憩いの場であり大事なコミュニティの場だったので、居場所がなくなってしまう」と残念がった。一高さんも「このような他に類を見ないクラブがあざみ野にあるということにとても意味があり、消えるのは残念。これからの高齢社会に、その役割はさらに高まるはずで、閉鎖を決める前に、会員の意見も聞いて、皆がハッピーになるよう知恵や方策を探してほしかった」と惜しんだ。
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