青葉区版 掲載号:2018年10月11日号
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第30回「福祉と文化の集い」を主催する恩田地区社会福祉協議会の会長 小菅 澄男さん 榎が丘在住 76歳

「自然に話せる雰囲気を」

 ○…福祉や文化をテーマに、小学生から高齢者まで多世代が集まって交流する「福祉と文化の集い」。今回で30回目を迎え、「気軽に声を掛け合える社会が福祉の根底にある。お年寄りに親切にしたり、声をかけてみたり。子どもと大人が一緒になって親睦を深めてほしい」と願いを込める。

 ○…主催の恩田地区社協では会長を務め、高齢者のための食事会等を開催する。活動の基本は「上から」ではなく、自然体で話し合うことが信条。「自分より、皆の意見を先に聞いちゃうね」。息子が所属していた少年野球の監督に誘われ、体育指導委員になったことが地域活動のきっかけ。青葉区スポーツ推進委員連絡協議会会長も歴任し、現在は区体育協会で副会長の顔も持つ。「じっとしているのが嫌いで」と約30年、福祉からスポーツまで地域に身を投じてきた。

 ○…生まれも育ちも恩田町。高校卒業後、18歳でデザイン業界に。20歳ごろ、先輩に誘われて事務所を設立し、主に公共施設のインテリアデザインを手掛けた。青森県にある公会堂から福岡県内の図書館まで、仕事先は全国が舞台。常に意識したのは「シンプル・イズ・ベスト」だ。飾り気のない、率直な形が、日本の美にかなう。そんな信念を形にすると同時に、「協調性」も重視。デザイン設計は依頼者の要望を聞き取り、反映する作業が不可欠。仕事で学んだ、話を聞く姿勢は今も地域活動の軸となっている。

 ○…今思い出すのは、子どもも大人も気軽に話しかけていた、幼少時代のまちの姿だ。時代が変わり、地域活動まで手が回らない人も多くなったが「若い人に参加してもらえるよう、他団体と連携し、試行錯誤していきたい」。困り事があっても気軽に人に相談でき、助け合える雰囲気。そんなまちの姿に思いを馳せる。
 

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