青葉区生まれのサッカーのクラブチーム「イトゥアーノFC横浜」。所属する神奈川県社会人サッカーリーグ2部Bブロックの最終節が11月11日に行われ、ブロック優勝と悲願の1部リーグ昇格を果たした。
2部リーグは県内28チームを2つのブロックに分け総当たり戦を実施する。同チームは大学生を中心とした10代から30代までの選手25人で構成され、2015年から同リーグに参戦。一昨年はブロック3位、昨年は総合3位と好成績を残すも、昇格は果たせず足踏みが続いていた。
今年3月には運営母体を整え、チーム名を変更するなど体制を強化。4シーズン目での昇格を目標にここまで12節を戦ってきた。開幕5連勝と、1部昇格に向けて順調なすべり出しだったが、強豪の「かながわクラブ」に敗れるなど優勝の行方は最終13節までもつれこむことに。
最終節の対戦相手である「Travieso FC」も2部残留を懸けた試合とあって、両チームともに意気込みは十分。森田健ヘッドコーチは「勝利は自分たちで奪い取るもの」と檄を飛ばし選手たちを送り出すと、前半20分に相手の裏を取り先制。その後も追加点を挙げ13対1の圧勝で初優勝を飾った。
森田ヘッドコーチは「最初から全力で行く、うちらしい試合ができた」と話し、山品俊裕キャプテンは「周りのサポートでここまで来られた。達成感はもちろん、ようやく昇格が決まりほっとした気持ち」と心境を語る。
チームを運営するNPO法人セイントフットサッカークラブの武田亮理事長は「最初の目標である1部昇格ができてうれしく思う。下部組織のジュニアユースも喜んでいる」と話す。一方、同チームが目指すのはJリーグ参入。来年から参戦する県1部リーグの上は関東リーグ、アマチュア最高峰のJFL、そしてJリーグへと続く。森田ヘッドコーチは「高望みをせずに実力をつけて一歩一歩進めていきたい」と話し、1部に向け山品キャプテンは「厳しいとは思うが、勢いを持って臨みたい」と力強く語った。
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