中途障害者のグループ「あおばサロン・風と友達」(潮田茂雄代表)は10月4日(金)、ハンドドリップコーヒーを販売するサロンを市ケ尾町のふれあい青葉内にオープンさせる。毎週金曜日午後の営業だが、潮田代表は「挽きたて、淹れたてのコーヒーです」とPRしている。
「風と友達」は脳血管疾患等によってまひや高次脳機能障害など後遺症のある中途障害者のグループ。リハビリなどを行っているNPO法人横浜市中途障害者地域活動センター「青葉の風」の卒業生などが集まり、2017年11月に結成された。現在は週に3日、ウオーキングやグラウンドゴルフ、ボッチャなどのスポーツからカラオケ、麻雀まで区内各所で活動をしている。
今回オープンするのは「珈琲サロン・風と友達」。毎週金曜日の午後1時30分から4時まで、ふれあい青葉(市ケ尾町1169の22/市が尾駅徒歩4分)の2Fで営業する。コーヒーはケメックスでドリップした本格的な味で、1杯200円。メンバーによってはまひもあることから、道具なども工夫しながらコーヒーを淹れる練習を3カ月間重ねてきたという。
「なにか、生産的な活動をして社会参加したかった」と潮田代表(71)は説明する。潮田代表は10年ほど前に脳梗塞となり、右半身まひと言語障害が残った。以来、長年にわたってリハビリを続けてきた。今ではその成果もあり、コーヒーのドリップもお手の物だ。
メンバーもふれあい青葉を利用する各グループとの交流や、中途障害者について理解を深めてもらう機会になればと意気込む。失語症のメンバーもいるが、来店客に話しかける機会になればと楽しみなよう。「友人同士でも1人でも、喫茶店のように使ってもらえれば。真心のおいしいコーヒーを飲みに来てください」と潮田代表は話している。「風と友達」についての問い合わせは「青葉の風」まで。【電話】045・972・6751
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