青葉区 人物風土記
公開日:2020.10.15
今季から日体大フィールズ横浜の監督を務める
萩原 直斗さん
区内在勤 32歳
強い覚悟で戦う姿勢を
○…日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)で戦う日体大フィールズ横浜の監督を今季から務める。チームはシーズン前半を終えて9位と厳しい状況が続くが、「チーム全体で積み上げてきたものが少しずつ形になってきた。毎試合応援してくれるサポーターのためにも、全員で愚直に勝利を目指していきたい」と前を向く。
○…日本体育大学学友会サッカー部OBで昨年まで3年間、男子チームのコーチを務めた。女子を率いるのは初で、今季なでしこリーグ2部の監督としては最年少。「最初は重責に躊躇したが、この年齢で監督を任されたことを誇りに思い、精一杯チャンレンジしようと引き受けました」
○…群馬県出身でサッカーを始めたのは小学生時代。小6で県選抜に選ばれるなど頭角を現し、高崎経済大学附属高校から日体大へ。卒業後はJリーガーを目指していたが、入団テスト直前に膝の靱帯を損傷。一時はサッカーを諦めそうになったが、リハビリ後に「最後の挑戦」と受けたSC相模原の入団テストで見事合格。その後、複数の社会人チームで活躍したが、怪我の影響もあって28歳で現役を引退、日体大で指導者としての道を歩み始めた。
○…好きな言葉は「情熱」。「技術や戦術はもちろんだが、フィールズが伝統的に大切にしている戦う姿勢や覚悟の強さを選手たちに引き継いでいきたい」と熱く語る。学生時代を青葉区で過ごしたこともあり、好きな場所も多い。「桜台の『めしや』さんが大好きでした。お腹を空かして行くとマンガのような山盛りのご飯を出してくれて」と懐かしそうに語る。自分を育ててくれた日体大、そして青葉区。チームを応援してくれる人々のため、今日も選手たちと勝利を目指す。
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