桐蔭学園中等教育学校5年の青木研人君と4年の田端開君の2人が、11月14日、15日に行われた「第14回全日本高校摸擬国連大会」で最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞した。
模擬国連は2人1組で参加し、国連加盟国の大使となって実際の国際会議のシミュレーションを行う活動。参加者は国益を考えつつ国際問題を解決するため、演説や交渉を行い、政策立案と会議行動などで評価される。
同大会には書類課題選考を突破した54チームが参加。コロナ禍を受けて初のオンライン開催となったが、「宇宙利用」を議題に建設的な議論、交渉が繰り広げられた。
同校の模擬国連部に所属している2人は今回、ルクセンブルクの大使として参加。月面への有人着陸を目指す「アルテミス計画」に参加するなど宇宙利用に積極的な同国の大使として、会議をリードしたという。
最優秀賞を狙っていた2人は「非常に悔しい」と感想を漏らすが、青木君は実際の国連でもオンライン会議となっていることを受け、「今までの模擬国連で最も現実に近く、貴重な経験になった」と振り返り、「オンライン開催の経験などを部に還元していきたい」と話した。一方、田端君は「ここで勝つことがゴールではない。内面を成長させる通過点にしたい」と前向きに語った。青木君は政治や経済、教育のいずれかの分野で「世界を動かす人になりたい」と将来像を描き、田端君は「自分の研究が世界に貢献できるような役割、仕事を担いたい」と話している。
例年であれば、ニューヨークの国連本部で行われる模擬国連国際大会への出場権も得る成績だが、今年度は実施が不透明な状況。オンラインでの開催も視野に入れ、実施されることを前提に準備を進めていくという。
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