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医療レポート【13】 お酒を飲んで顔が赤くなる人は要注意 アルコールが食道がんのリスク?
「苦しくなく、痛みに配慮した内視鏡検査を」と開院以来多くの患者を診察してきた「たまプラーザ南口胃腸内科クリニック」(平島徹朗院長)。今回は同院の東瑞智(あずまみずとも)医師に、お酒と食道・咽頭がんの因果関係について聞いた。
「お酒を飲むと、肝臓でアルコールがアセトアルデヒドという発がん性物質に分解され、その脱水素酵素を持っているとすぐに無害化されます。しかし、アジア人の約半数はこの酵素を持っておらず、これが食道の粘膜に慢性的な炎症を引き起こすことで、がんを発症すると言われています」
お酒を飲んで顔が赤くなる人はこの脱水素酵素を持っていないことが原因で、飲み重ねるうちに赤くならなくなっても酵素を獲得した訳ではなく、根本的な気質は変わらないという。
「食道がんと咽頭がんは同じ粘膜のため、合併リスクもあります。これらのがんは初期症状もなく、バリウム検査では発見はほぼ不可能、内視鏡のNBIという特殊な光で発見するしかありません。当院では、胃の内視鏡検査でも食道やのどをこのNBIでしっかり検査します。顔が赤くなる方、家族歴のある方で飲む機会が多い場合は早めの検査をお勧めします」
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