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青葉区 社会

公開日:2022.01.01

青葉警察署
児童2人に感謝状を贈呈
道に迷った高齢者を保護

  • 感謝状を受け取った松尾君(左)と高志保君

 横浜市立荏田西小学校の児童2人が、道に迷った高齢者を交番まで案内するなど保護活動を行ったとして12月17日、青葉警察署長から感謝状が贈呈された。

 感謝状を受けたのは同校5年生の松尾直紀君(11)と高志保ヤマト君(10)。2人は12月3日の午後5時ごろ、荏田西2丁目にある公園で友人とサッカーをしていたところ、90歳の高齢女性から「家までの帰り道が分からなくなってしまった」と声を掛けられた。

 「最初は驚いたけれど、困っていたので助けてあげようと思った」と松尾君。高志保君と相談し、近くの荏田町交番まで案内。246号線を渡る際も歩行が不自由な女性を気遣いながら、ゆっくりと付き添って歩いた。そして、交番に着くと警察官はパトロールで不在。機転を利かせた高志保君が携帯電話で110番通報し、「自分で帰るから」とその場を離れたがる女性を引き留め、警察官が来るまで交番で一緒に待った。そして、駆け付けた署員が女性の親族に連絡し、無事に自宅に戻ったという。

 贈呈式で青葉署の中島敦志署長は「2人の行動は判断も素晴らしく、大人でもなかなか出来ることではない。優しさと勇気ある行動に本当に感謝したい」と語りかけた。松尾君は「困っている人を助けるのは当たり前と思った。警官の方に保護をお願いできた時はホッとしました」と語り、高志保君は「110番通報するのは初めてで緊張したけれど、人助けができて良かった。感謝状が大きくてびっくりしました」と笑顔で話した。

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