横浜美術大学で2月4日から4日間、2021年度卒業制作展の学内展が開催された。約190人の学生がそれぞれの専門分野で取り組んできた絵画や彫刻、クラフト、映像など幅広い作品が展示された。
それらの作品の中で、最高賞にあたる金兎賞を受賞したのは映像メディアデザイン専攻の加藤杏偲さん。受賞作品は「NXE」と題した10分間の3DCGアニメーションと映像内に登場するロボットの造形。
記憶をコンセプトに、人類が滅亡した後の世界を作り上げている。制作期間は6カ月間で、見る人の視点の動きにこだわったカメラアングルになっている。「好きなことができる環境で自分の得意とする映像で戦いたかった。金兎賞は狙っていました」と加藤さん。選考に携わった加藤良次副学長は「学生を超えたプロの作品」と評価し「短時間の動画で音だけで映像内に引き込まれ、卒業制作の中で抜きん出ていた」と話した。
同作品も含め、14日(月)から6日間、東京都美術館(台東区上野公園8の36)で学外展が開催される。ここでは、各専攻の最優秀・優秀・選抜作品が展示される。午前9時30分から午後5時30分(最終日のみ0時30分)まで。最終入場は各閉場30分前。入場無料。
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テキスタイル作品も多数展示された
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