青葉区 教育
公開日:2022.09.01
市ケ尾高校ダンス部
一糸乱れぬ白虎を披露
28人で挑んだ全国大会
「第15回日本高校ダンス部選手権」が8月、東京ガーデンシアター(江東区)で行われ、市ケ尾高校ダンス部が6年連続9回目の出場を果たした。(一社)ストリートダンス協会などが主催し、高校ダンス部の日本一を決める同大会。同部が出場したビッグクラスには51校が出場した。
同部は7月、31校が出場した関東・甲信越大会Dブロックで勝ち抜き、全国大会出場を掴んだ。
今回は、虎が500年を生き抜くと白虎になるとの伝説を知り、予選を勝ち抜き全国で戦う自分たちの姿と合わせて「白虎」をテーマに振付を作成。冒頭は虎をイメージした金色の衣装を着て、鋭い目つきで力強く披露したかと思いきや2曲目、同部伝統のコミカルな明るい振付でイメージは一変。最終曲でステージ中央に集まり、一瞬で銀色の白虎へ衣装替えして構成に緩急を付けた。サビ部分で一斉に跳ぶ、一糸乱れぬ演技で2分半の演技を終えた。
振付を担当した平本実夢さん(16)は、「これまで市ケ尾の伝統であったコミカルさを残しつつもダンススキルも強化した。白虎の力強さと新しい市ケ尾の顔を見せられるようにこだわった」と話す。3年生の集大成と位置付けられる同大会だが、同部は全員2年生の部員28人で出場。テーマや曲、衣装、振付まで全員で一から行い、夏休み中は毎日7時間の努力を積み重ね挑戦した。
ビッグクラスは40人まで出場できるが、28人だからこそ「迫力を表情や構成でステージ全体を使えるように工夫した」と平本さん。予選会では、人数が揃わず日々、構成を変えるハプニングもありながらも部長の室谷実加さん(16)は「先輩たちがつないできた連続出場を途切れさせないようにとプレッシャーはあったが、夢の全国大会出場を叶えられてうれしい」と笑顔を見せた。
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