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公開日:2022.09.08

沖縄空手世界大会
師弟揃って表彰台に
手武館 久保さん、山崎さん

  • 沖縄空手世界大会でメダリストになった久保貴英さん(左)と山崎妃奈乃さん

 青葉区から世界へ――。沖縄空手世界大会ならびに沖縄空手少年少女世界大会が8月に沖縄県で開かれ、区内に本部を構える沖縄伝統空手古武術道場・手武館(てぃーぶかん)館長の久保貴英さん(40)と教え子の山崎妃奈乃さん(青葉台中2年)が揃ってメダリストに輝いた。

 沖縄空手世界大会は、同実行委員会と沖縄県、沖縄伝統空手道振興会の主催。「空手発祥の地・沖縄」に、世界中から愛好家が集結し交流を深める場を創るとともに、沖縄空手の技や精神性の保存・継承、将来への振興を見据え、2018年に始まった。4年に1度開催される予定で、今大会が第2回となる。

 14歳以下を対象にした少年少女世界大会は、本来なら昨年に第1回が行われる予定だったがコロナ禍により延期に。今年が最初の開催となった。

初の大舞台で快挙

 山崎さんは小学4年生で空手を始め、現在は久保さんが設立した道場・手武館に所属。久保さんの指導を受けながら、沖縄空手の修練に日々励んでいる。

 今大会は、少女(12歳以上14歳以下)古武道(棒)の部に出場。初めての大舞台にも萎縮せず、堂々とした演武を披露し予選を勝ち抜いた。準決勝で惜しくも敗れたものの、世界3位という好成績に「少し緊張したけど、普段通りの演武が出来たと思う。これからはもっと上の目標に向かって、一つ一つの技を大切に稽古を重ねていきたい」と話している。

弟子の活躍に発奮

 一足先に快挙を達成した弟子の姿に、師匠の久保さんも発奮した。実は久保さん、18年の第1回大会にも古武道(棒)の部に出場しており、その際はスウェーデンの選手に敗れベスト8で涙を飲んだ。

 今回は雪辱を果たすべく成年男子(18歳以上40歳未満)の古武道(サイ/琉球古武術で使われる武器の一種)の部に出場。2日間にわたって行われた予選を勝ち抜くと本戦でも快進撃を続け、見事銀メダルに輝いた。

 2歳から空手を始めたという久保さん。目黒高校、拓殖大学でも空手部に所属し、それぞれで主将も務めた。

 卒業後は源流と言われる沖縄空手に傾倒し沖縄へ。師範に付いて修練を積んだのち、15年前から鴨志田第一小学校体育館で空手道サークルを主宰。16年には桜台に手武館を設立し、館長を務めている。

 久保さんは世界大会を振り返り、「長年空手の修行と指導をしてきて、師弟揃って世界大会のメダリストに輝けたことは記憶にないくらいうれしい。沖縄にいる師匠と、支えてくださった全ての人に感謝したい」と話している。

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