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青葉区 社会

公開日:2023.01.19

山内小
災害時に備え防災訓練
複数の連絡手段補完も

 阪神・淡路大震災が発生した1月17日は「防災とボランティアの日」。震災発生から28年を前に14日、山内小学校(佐藤正淳校長)で防災訓練が実施された。

 今回は震度6の地震を想定し、地域防災拠点運営委員会(野本由隆委員長)を中心に本部の立ち上げから同小を学区とする住民や市水道局、消防署などが参加し、炊き出しや緊急給水訓練など各班に分かれて実災害に備えた訓練が行われた。野本委員長は「防災の意識付けは難しいが訓練で段取りを確認し一つ一つ積み上げていくことが大切」と話した。

アマチュア無線も参加

 また、今回から防災訓練に加わったのが「横浜市アマチュア無線非常通信協力会青葉区支部」。発災時には市役所や区役所と各地域防災拠点をつなぐ「デジタル行政無線」が用意されているが、電波がひっ迫する恐れがある。そのため、複数の意思疎通手段として区役所と各地域防災拠点をアマチュア無線でつなぎ救援メッセージなどを届ける役割を担うのが同団体だ。当日は区役所のほか、訓練を行っていた美しが丘東小学校とも模擬送信訓練を行った=写真。飯島秀剛副支部長は「青葉区は防災拠点が41と他の区と比べて多く通信時間がかかる。訓練での対応が重要」と話す。

 また、同支部では79人が所属するが、防災拠点のほか区役所などへの支部員の配置や災害時にすぐ駆け付けられる人員が不足しており、随時、免許保有者を募集している。上野晋一郎支部長=人物風土記で紹介=は「自分たちの地域は自分たちで守る」と話す。

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