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青葉区 社会

公開日:2023.05.11

恩田町
街の景観維持に一役
「まち協」が空き家清掃

  • ボランティアで庭の片づけを行ったまち協メンバーら

 恩田町の閑静な住宅街にある空き家で4月22日、恩田町堀之内地区まちづくり協議会のメンバーと恩田町の自治会員、そして近隣に住む有志が協力し、庭に放置された枝や枯れ葉の撤去作業が行われた。

 きっかけは、空き家の庭が荒れていたのを見た近隣住民が、野生動物の繁殖や空き家泥棒を心配し、その声を協議会メンバーが耳にしたこと。「自分たちの住む地域の環境を適切に維持し、安全安心なまちづくりを進めるのが協議会の役割。空き家の家主からも許可をいただき、近隣の人にも参加してもらう形で清掃活動を行うことにしました」と同協議会の鈴木敏文代表は経緯について話す。

 参加したメンバーは全員がボランティア。枝を落とすのに使用するノコギリやチェーンソーなどはすべて私物で、運搬に使用するトラックもメンバーの持ち物だ。朝9時半頃から作業を開始し、家の庭に山のように積もった枝を手慣れた感じで裁断。笑顔で冗談なども言い合いながら、正午にはほとんどがトラックに積み込まれた。

 「放置すると景観が崩れてしまう。街がきれいになるのは素直にうれしい」と鈴木代表。同協議会には現在26人が所属。古くからの住人もいれば、新たに地域の仲間に加わった人もいる。「協議会は交流の場の側面もある。似たような事案があれば対応していきたい」と鈴木代表は話している。

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