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青葉区 人物風土記

公開日:2023.08.24

ラウンドネット日本代表としてインドネシアで開かれるアジア大会に出場する
大嶺 潤也さん
元石川町在住 24歳

何にでも全力投球

 ○…アメリカに留学していた友人に紹介されたニュースポーツ「ラウンドネット」。2人1組でチームを作り、中心に置かれた円形のネットに交互に手でボールを打ち合う球技だ。ネットとボールがあれば場所を選ばない気軽さもあり、地元の仲良し5人組で遊ぶうちにハマっていった。それが今から4年前。「もしかしたら日本で最初に始めたのは自分たちかも」と笑う。社会人になっても競技を続けた結果、インドネシアのバリで9月に行われるアジア大会日本代表に登り詰めた。

 ○…実は運動が苦手。中学時代は仲の良い先輩や友人に誘われ、ハンドボール部に。レギュラーになるまで上達したが、高校では、挑戦の意味で野球部の門を叩いた。当然、周囲はほとんどが経験者。「最初はかなりしんどかった」と苦笑する。部活が終わると自主練として、ランニングと素振りを欠かさず続けた。その結果、3年時には副主将と3番を任されるチームの主力に成長。「やるならとことん」。その思いは今も続く。

 ○…生まれも育ちも青葉区。遊ぶ場所もたまプラーザやセンター南などで、地域のお祭りにも友人らと足を運んでいるそう。最初にラウンドネットを始めたのも地元の公園。「なんか変なことをしている奴らがいるなと思われてたでしょうね」

 ○…日本代表と言っても渡航費は自費。ユニフォームすら支給されない。それがラウンドネットの現在地だ。「日本ではマイナースポーツだけどアメリカではプロリーグもある。誰もが『知っている』ところまで広げたい」。そのため、SNS等での発信にも力を入れる。もちろん競技者として目指すのは頂点。「今年中に日本ランク1位を取って、世界大会に出場するのが目標」。熱い思いを胸に宿す。

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