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青葉区 教育

公開日:2023.10.19

山内小学校が150周年
地域と共に記念式典

  • 150周年を記念して撮影された航空写真  =ユニオン・エンタープライズ(株)撮影

  • 設置された校名プレートの前で微笑む佐藤校長(左)と徳江会長

伝統・共創・未来を胸に

 当時は荏田村だった観福寺に、「荏田学舎」として1873年に開校したとされる山内小学校が、今年創立150周年の節目を迎えた。10月1日の創立記念日の直前となる9月29日、創立150周年記念式が同校体育館で盛大に行われた。

山内小のあゆみ

 山内小学校の歴史をさかのぼると、2つの学校が発祥にあたる。一つは前述の荏田学舎、そしてほぼ時を同じくして満願寺に開校した「小学石川学校」だ。この2校は校名を変えながら、明治から大正、昭和にかけて地域の教育を支えてきた。

 その後、1937年に2校は統合。「山内尋常高等小学校」として、現在の地に新しい校舎が建てられた。学区が広かったため、元の2校は分教場として活用された。

 太平洋戦争後の1947年に現在の校名である「横浜市立山内小学校」に。60年代に入ると、田園都市線沿線の都市開発により、地域の児童数が急増。80年代までに6校が山内小から独立した。

式典 和やかに

 9月29日に行われた式典には、6年生に加え学校関係者や地域の協力者が参列。150周年の節目を祝った。

 挨拶に立った佐藤正淳校長は、校庭の欅が80年前に植えられたこと、今年全国大会に出場したミニバスケットボールチームが45年前に誕生したことなどにふれ、「歴史は勝手には動かない。思いが引き継がれて今に至っている。学校を守っていこう、支えていこうという思いを胸に、より良い山内小を作っていきましょう」と呼び掛けた。

 150周年を迎えるにあたり、様々な記念品を作成した同校。山内連合自治会(工藤明会長)からの寄付は、校章にある「桜」と、山内小学校のシンボルツリー「欅」の記念植樹に充てられた。共に11月頃に植樹される予定だという。荏田連合自治会(徳江傳三会長)からの寄付は校名プレートと案内板に。学校の合言葉「あったかハート」の文字と、学校のキャラクター「ケヤリーフ」がデザインされた、特徴のある校名プレートが作成された。

 また各自治会の寄付の一部を活用し、陶磁器の記念プレートも作成。「横浜マイスター」に選定された区内在住の大木しのぶさんによるもので、木造校舎や現校舎、子どもたちなどが描かれている。そのほか、PTAからはソーラン節用の法被や記念バンダナ、缶バッジが贈られた。

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