1953(昭和28)年4月1日に開校した奈良小学校(大河内裕子校長/児童数558人)が、今年70周年を迎えた。11月11日には同校で70周年の記念式典が行われた。
奈良小のあゆみ
今から70年前に、田奈小学校から独立する形で誕生した奈良小学校。当時は、こどもの国駐車場付近に校舎があったという。時を同じくして制定された校章は校名と同じ読み方で親しみを感じる「楢(ナラ)」の木を元に図案化したもの。ナラの木は薪や炭に使われ、大切な生活の糧となっていたことから、「学校を中心として、奈良のまちを豊かにしていこう」という地域や保護者、教職員の願いを表している。
1968年に校旗を制定。現在の場所に新校舎が建てられ移転した。奈良北団地の入居が始まったのが71年。3期にわたる工事を経て75年に体育館とプールが完成。翌76年に校歌が制定された。
今年3月末時点で7040人の児童が巣立っており、卒業生にはピアニストの小林海都さんやバイオリニストの高木凜々子さん、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの大貫晋一さん、Jリーグ・徳島ヴォルティスの永木亮太さんらがいる。
たくさんの記念事業
70周年にあたって、昨年度の児童代表委員会が中心となって決めたテーマは「つなげよう70〜やってみよう!つづけてみよう!未来に向かって!」。70周年の記念に新たなマスコットキャラクター「ナラッキー」も誕生した。
これらの記念事業の中心となったのは、児童による運営委員会。委員長の山口美奈さんは「活動を通して学校全体の一体感が生まれているなと実感がわいた」と話し、「私は今年度で卒業しますが、奈良小には協力するという温かい雰囲気があるので、これからもそれを忘れず、よりよい学校になってほしい」と後輩にエールを送った。
11日に行われた記念式典。奈良小と実行委員会(村上和美実行委員長)が主催し、二部制で行われた。一部では奈良小1回生で、奈良町連合自治会会長の関根宏一さんがメンコや缶蹴りで遊び、教室内にはだるまストーブもあったと小学生時代の思い出を語った。
児童が中心となった二部では奈良小へ「70歳おめでとう」の気持ちを込めて「ハッピーバースデートゥーユー」を歌った。また、60周年時のマスコット「福60(ふくろお)くん」から「ナラッキーとみんなの力で奈良小をもっといい学校にしてね」との応援もあった。プロ野球選手の大貫さんからビデオメッセージが寄せられ、「素敵な大人になってください」と児童たちに呼びかける場面も。終盤には「ならダンスパーティー」と題してみんなでダンス。最後は「奈良小最高!」と声を揃えて二部を締めくくった。
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