神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2023年11月16日 エリアトップへ

【Web限定記事】 11月26日 中山恒三郎家を一般公開 川和町の豪商の暮らし知る

文化

公開:2023年11月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
内部公開される書院
内部公開される書院

 横浜市認定歴史的建造物「中山恒三郎家」=都筑区川和町=が11月26日(日)に一般公開される。午前10時から午後3時まで。見学は無料。

 今回、内部公開されるのは1890(明治23)年に接客施設として竣工された書院。2016年に現在地に曳家された。桁行4間梁行2間半の主体部の周囲に、半間の下屋を廻らせる構造になっている。明治以来、角界の賓客を迎えた中山家の歴史が偲ばれる書画や、中山恒三郎商店の名が入った醤油皿なども展示される。

 諸見蔵では、民俗資料に加え、市歴史博物館の学芸員の整理作業も公開される。そのほか店蔵や麹室、八号蔵の外観も見学できる。

 現当主の中山健さんは「来てよかったと思える場所にして地域の活性化に貢献できれば。公開は定期的に続けていきたい」と話す。将来的には、現在進行中の資料の整理を進め、一番古い建物と伝わる店蔵も公開していきたい考えだ。

 中山恒三郎家の所在地は都筑区川和町890(市営地下鉄川和町駅徒歩10分/川和団地下バス停徒歩2分)。駐車場がないため、公共交通機関の利用を。

菊園としても著名

 中山恒三郎家は江戸時代から川和町で酒類の販売のほか、荒物雑貨や呉服織物を扱う商売を手がけ、栄えてきたという。明治時代には醤油の醸造、煙草や塩の販売、製糸業なども行い、昭和初期には都筑郡内一の豪商といわれた。

 また菊栽培にも力を注ぎ、明治末期には1500種の菊を栽培したと伝えられる。自宅に菊園「松(しょう)林圃(りんぽ)」を作り、観菊会を開いては皇族や各界の著名人から注目を集めたという。だが第二次世界大戦の影響で中山家の菊は途絶えてしまった。

青葉区版のローカルニュース最新6

世界大会へ3度目の挑戦

【Web限定記事】 カートレース

世界大会へ3度目の挑戦

 小学5年生の坂野太絃君

11月30日

納税功績者、団体を表彰

納税功績者、団体を表彰

緑税務署などが実施

11月30日

過去から未来へ、バトン託す

過去から未来へ、バトン託す

田奈小学校が創立150周年

11月30日

記念キャラクターは「もちTaNaくん」

「ストップ!心臓病」

「ストップ!心臓病」

医師会主催の無料講座

11月30日

4年ぶり盛況に

4年ぶり盛況に

奈良地区センターまつり

11月30日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 1月5日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.5 「塗装業者選びの判断基準」とは?【4】

    11月23日

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊶専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『近視が強いと眼の病気が出やすいと聞きましたが、どう注意したらよいでしょうか?』

    11月23日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2023年11月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook