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青葉区 社会

公開日:2023.11.23

【Web限定記事】
横浜美大で鞴(ふいご)祭
道具に感謝し安全祈願

  • 同大で行われた鞴祭

 横浜美術大学(岡本信明学長)で11月10日、クラフトコースによる毎年恒例の「鞴祭」が開催された。

 鞴は、金属を加工する際に火力を強めるため空気を送り込む道具。鍛冶屋や刀工など金属を加工する職人などが、11月8日に仕事道具を労い、感謝を捧げる日本の伝統神事となっている。

 火を扱う授業を行う同コースでは、安全に作業が行われるように同大の設立当時から祈祷を行っている。

 当日は学生や教職員、卒業生が参加。会場の金工室に設置された祭壇にはみかんなどの供え物も並べられた。神主役は3年生の高辻俊悟さんが務め、特別に作られた祝詞を奏上し、火の安全と学生のより良い制作を祈願した。次に参加者1人ひとりが玉串を奉納し、神事が執り行われた。高辻さんは「普段から怪我をしやすく、こういった機会を大切に、安全に取り組んでいけるよう祈祷した」と話した。

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