青葉区制15周年事業として、保護者から子どもに宛てた手紙640通を預かり、30周年を迎えた今年発送する「夢のなしかちゃん便」。11月3日の区民まつりで発送セレモニーが行われた。
特設ステージの檀上で2009年から15年間預かっていた手紙を中島隆雄区長から発送のお願いとともに青葉郵便局の尾崎光晴局長に手渡した。
また、実際に手紙を預けた母親の大木しのぶさんと、宛先である高校1年生の悠冬(はると)さん=写真=が登壇し、手紙を中島区長から直接受け取るセレモニーも。しのぶさんは「当時息子は1歳ちょっと、ベビーベッドで寝ている時期。やっとお昼寝をしてくれた、その間に慌てて手紙を書きました」と振り返り、子育ての思い出を語りながら「毎日がキラキラしていました」と語った。悠冬さんは「いろんな気持ちを持って接してくれたんだなと心が温まりました。一生の宝にしたい」と喜んでいた。
手紙には、両親から愛されて生まれてきたことを伝える内容や思春期を迎えた息子へのメッセージ、親子3人の写真などが入っていたそう。しのぶさんは「15年間、手紙のことが気になっていたので無事に渡せてよかった」と話していた。
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