横浜市内の小学生を対象に横浜市資源リサイクル事業協同組合が募集している「環境絵日記」の優秀特別賞29作品が11月4日に発表された。青葉区からは、あざみ野第一小学校の松井健士朗さん(5年)が最高位の「環境絵日記大賞」を受賞した。
環境絵日記は、環境問題や環境保全について、子どもたちが家庭で話し合ったことや自分で考えた内容を絵と文章で自由に表現するもの。この取り組みでは、小学生の頃から環境に対する正しい知識や意識を身につけてもらうことを目的としている。
3786人の頂点に
24回目となる今回は「たのしもう!SDGs」をテーマに作品を募集。市内3786人の児童から応募があった。
松井さんが書いた作品の題名は『リユース』。夏休みに部屋の模様替えをした際に、不要になったタンスを活用する一連の流れを述べている。松井さんによると、タンスは父親と一緒に加工し、テレビ台にしたとのこと。絵も特徴的で、”リユース”の頭文字「R」をタンスに見立てて、父親が電動ノコギリで切っている風景を描いたという。過去に消しゴムを切って怒られた経験があるという松井さん。そうした経験から物を大事にする意識が芽生えたとのこと。
環境絵日記に応募するのは今回で3回目。受賞の感想を聞かれると「嬉しい。この経験を生かして、すぐに捨てるのではなく、再利用することをこれからも心がけたい」と話した。担任の岡田秀亮教諭は、「こうした経験を周りの子たちにも伝えてほしい」と述べた。
同小では、他にも佐伯心優さん(6年)と宮島司さん(2年)が優秀特別賞に輝いた。
受賞作品を含め307点の作品は、11月16日(土)から24日(日)まで横浜市役所の展示スペースA・Bで展示される。
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