横浜市は、親が働いていなくても保育所などに子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」の試行的事業を、2024年6月から実施している。昨年度(24年8月から25年3月)の利用登録実績は62件だった。
今年度は実施施設を1カ所増やし、市内14施設で利用申込を受付中の同事業。青葉区内では「しらとり台保育園さつきが丘」(さつきが丘11の2/青葉台駅徒歩15分)と「りとる・ピッピ」(市ケ尾町1065の5/市が尾駅徒歩2分)の2カ所が実施している。昨年度を振り返り、「未就園児家庭の社会的孤立や育児負担軽減に向けて、手ごたえを感じている」と市担当者。今年の秋口には実施施設を30カ所に拡大予定。より多くの利用につながるよう改善を進めている。
りとる・ピッピで今年度も制度利用を継続中のAさん(田奈在住)は3児の母。「上の子の学校行事に末っ子を連れて行けないことも多い。両親も遠方のため、りとる・ピッピは安心して頼れる第二のふるさと的存在。週1回の息抜きになり助かっている」と話す。
一方で、実施施設への補助金制度や、1カ月あたりの利用時間制限など課題も多いと同施設スタッフ。「まだ始まったばかりの制度。各施設がより参入しやすく、保護者の方が利用しやすくなるよう、現場の声を届けていきたい」と語った。
(問)市こども青少年局【電話】045・671・3564
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