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公開日:2025.08.21

夢団
歌劇で地元にメッセージ
無料公演に約1200人

  • きむらゆういち氏(前列中央)と役者陣=同劇団提供

 あざみ野を拠点に、全国の学校や劇場でミュージカル公演を行っている劇団「夢団」(秋葉大介代表=人物風土記で紹介)が8月11日、初の無料公演を青葉公会堂で開催した。区内の子どもたちなど、約1200人がメッセージのこもった生の舞台を楽しんだ。

 今年で設立15周年を迎えた同劇団。普段は全国各地の巡業が多く、この機会に地元・青葉の子どもたちに生の舞台を届けたいと無料公演を企画した。脚本は、絵本『あらしのよるに』をもとに秋葉代表が執筆。ヤギとオオカミ、本来相容れない2人の友情と絆の物語に「相手を大事にする」「自分らしさを大切に、真っ直ぐ生きる」というメッセージを込めた。

 当日、あいにくの雨にもかかわらず会場はほぼ満席。役者の演技と照明や音響などの演出で、子どもも大人も一気に物語の世界に誘われ、カーテンコールでは拍手が鳴りやまないほどの盛り上がりを見せた。原作を手がけた絵本作家・きむらゆういち氏のミニ講演では、子どもたちからたくさんの質問が飛び交い、会場は温かい雰囲気に包まれた。

 観客からは「感動した」「楽しかった」「来年もまた来たい」などの声が寄せられ、「初めての挑戦も多かったが、充実感と達成感を感じられる公演になった」と胸をなで下ろした秋葉代表。「満員の客席で、地元のたくさんのお客様にご観劇いただき、楽しんでいただけたことが一番の喜び。来年もぜひ、企画したい」と語った。

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