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公開日:2026.07.23

国際交流ラウンジ 耐震工事のため移転 9月から新天地へ

  • 受講者と講師が和気あいあいと会話を楽しみながら学ぶ

    受講者と講師が和気あいあいと会話を楽しみながら学ぶ

  • 過去のイベントの様子=同会提供

    過去のイベントの様子=同会提供

 区内で外国人の生活支援を行う「横浜市青葉国際交流ラウンジ」が、入居する建物の耐震工事に伴い、今年9月から東急ストア田奈店へと移転する予定で調整中だ。移転準備のため8月中は休館となる。新天地での再出発を前に、多文化共生の現場を取材した。

 同ラウンジは、市内に13ある国際交流ラウンジの中で最も古い歴史を持ち、37年にわたり活動を続けてきた。運営を担うのはボランティア組織「NPO法人横浜青葉国際交流の会」。移転に伴い施設は従来の4教室から1教室へと集約されるが、活動の大きな柱である日本語教室では、開講日や時間帯を細かく調整することで当面は受講生の定員上限は変えずに維持していく方針という。

暮らしに寄り添う

 日本語教室には、中国やフィリピン、ネパールなどさまざまな国籍の外国人が通う。受講料は月額300円と低価格で続けやすく、授業風景も活気にあふれている。グループごとにテキストを使い、例文の読み上げや設問に答えていく。中には忍者マンガの「忍術」から漢字の読み方をひらめいて喜ぶ受講者や、新聞のコラムを教材に「馬が合う」といった慣用表現、干支など日本特有の文化を学ぶ姿も見られた。

 中国から来た30代の女性は「先生たちが優しくて、人と交流できるのが魅力。子育てをしながらでも通いやすく、息子のサッカークラブでママ友とも積極的に交流できるようになった。仲間とカラオケに行くことも」と笑顔を見せる。語学だけでなく、近所の買い物情報など生活情報の交流も生まれている。

地域の駆け込み寺

 同ラウンジの役割は、こうした語学教室の枠を超え、外国人が役所の手続きや医療、子どもの学習など、生活の困りごとを何でも相談できる「駆け込み寺」であることだ。窓口相談や広報紙の多言語翻訳、学校への通訳派遣など、地域での安心安全な暮らしを支える多様な支援を展開している。

 井徳正吾理事長は「遠慮しないで、困ったときはラウンジに来て」と呼びかける。「私たちの活動をより多くの人に知ってもらい、外国人が地域で安心して安全に暮らせるよう応援していきたい」と語った。

 同ラウンジを支えるのは40代から60代を中心とした地域のボランティアたち。大人向けの教室や子どもたちの学習支援など、それぞれの担当に分かれて専門知識や確かな経験を活かした丁寧なサポートを行っている。同会ではボランティアを随時募集中。特に今後は月1回の開催を目標に、多文化交流イベントの運営にも力を入れ、地域とのつながりをさらに深めていきたいという。

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