神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2021年5月27日 エリアトップへ

学習ボランティアサークル「みどりパチパチ会」の代表を務める 有賀 勇次さん 西八朔町在住 77歳

公開:2021年5月27日

  • LINE
  • hatena

「ほっとする、居場所に」

 ○…戦争で父親を亡くした。朝から夜遅くまで働き、女手ひとつで育ててくれた母親に感謝は尽きない。だが、学校から帰ると家で一人ぼっち。「幼心に寂しさもあった」と振り返った。「共働き夫婦が増える昨今、地域で子どもたちの居場所になれる場を作れたら」と、ボランティアで週に1回、小学生に勉強を教える「みどりパチパチ会」を立ち上げた。現在は、約10人の児童が参加中だ。勉強の合間にはおやつタイムもあるそう。「ほっとできる場を長く続けていきたいね」

 ○…母親に迷惑をかけたくないと、高校卒業後すぐに大手電機メーカーに就職。販売代理店と二人三脚で「新商品をどうお客さんに知ってもらうか」をとことん考えた。今では、当たり前の炊飯ジャーや布団乾燥機。「発売当時は『これ、何に使うの』と全然理解されなかったね」と懐かしむ。現場の声に耳を傾け、粘り強く提案を重ね、信頼を得てきた。

 ○…緑区に住み始めたのは約40年前。仕事一筋で、地域との関わりは薄かった。定年後、思い切って飛び込んだ区民向け講座「みどり『ひと・まち』スクール」。地域のために何かをしたい人達が多く集まっていたそう。「刺激を受けたね。ここで『みどりパチパチ会』の具体的なプランが育った」と感慨深けだ。

 ○…地域活動の幅は広い。ハーモニカサークルにも参加。介護施設などを訪れ演奏を披露している。また、10年以上続けているのは、高齢男性が”男の手料理”を作るサークル。家族にも振舞い「妻の評判も上々だよ」とにこり。夢を聞けば「社会人になった孫たちとゴルフに行きたい」ときっぱり。「小学生たちから元気をたくさんもらっているからね。体はまだまだ丈夫だよ」と夢の実現はすぐそこだ。

緑区版の人物風土記最新6

小泉 浩子(ひろこ)さん

4月26日の「ポップ&クラフト絵手紙教室」で講師を務める絵画指導インストラクターの

小泉 浩子(ひろこ)さん

長津田在住 49歳

4月25日

高倉 徹さん

緑図書館の館長に着任した

高倉 徹さん

都筑区在住 60歳

4月18日

佐藤 俊明さん

緑消防団の団長に就任した

佐藤 俊明さん

十日市場町在住 66歳

4月11日

金成(かなり) 賢一さん

緑警察署長に着任した

金成(かなり) 賢一さん

区内在住 59歳

4月4日

薬真寺 麻美さん

「四季の森Enjoy Local Market」の運営に携わるほか、中山で「エンリッチザハートマルシェ」を主催する

薬真寺 麻美さん

白山在住 43歳

3月28日

川口 信二さん

今年、霧が丘での花の植栽活動が10周年を迎える

川口 信二さん

霧が丘在住 75歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook