小冊子を手にする区の担当者
緑区役所はこのほど、小冊子「緑区遺産ちょい散歩」を完成させた。緑区遺産について、これまで区のホームページでの公開はあったが冊子制作は初。区の担当者は「緑区の魅力を再発見してもらえたら」と話す。
緑区遺産は、区内に現存する有形の歴史的・自然的・文化的資源で、その価値が地域に認められているもの。区内に残る貴重な区民共有の財産として将来にわたって残していくことを目的に区が登録をしており、２０１４年に「緑新栄会界隈」が第１号の同遺産登録となった（現在は全21ケ所）。
完成した小冊子はＡ５版で全26ページ。これまでに登録された21ケ所のうち20ケ所を紹介。制作に携わった区政推進課の担当者によると、区のホームページでの公開や、20年に制作した「みどり区ガイド・防災マップ」中での紹介はあったが、小冊子としてまとめるのは今回が初となる。「コロナ禍で遠くに行けない今だからこそ、地元緑区の魅力を再発見して頂く良い機会だと捉えている」と担当者は思いを語る。
小冊子には写真を使用しながら各遺産を紹介。申請団体からのコメントでは緑区遺産に対する思いや保全活動などを知ることができる。駅やバス停からの公共交通機関案内も掲載し、迷わずたどり着けるほか、見開きページで紹介されているので効率よく散策できるのも特徴だ。また、周辺の見どころを「ちょいスポット」として紹介するほか、緑区遺産の豆知識を「ちょい知識」として解説している。
その日の気分で
各ページに紹介されているスポットを散策した場合の所要時間も明記。担当者は「散策時の目安になるので、その日の気分に合わせてルートを選んで頂ければ」と話す。
小冊子は現在、緑区役所１階総合案内窓口のほか、緑図書館で配布されているほか、区のホームページでダウンロードすることも可能。
（問）区区政推進課【電話】０４５・９３０・２２１９。
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