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公開日:2025.06.26
横浜市
熱中症の搬送が急増
昨年同期比 プラス93人
横浜市で最高気温34・3度を記録した6月17日、市内では熱中症で46人が搬送された。5月1日〜6月20日の期間で、熱中症による搬送人数は昨年同期比プラス93人の181人を記録。例年より早めの真夏日到来で、熱中症リスクが高まっている。
緑消防署によると、緑区内における搬送人数は昨年同期比プラス3人の計4人。いずれも軽症だったが、寺山洋司緑消防署長は「室内でもエアコンを使用していないと熱中症になりやすい。特に高齢者の割合が高いです」と注意を呼び掛けている。
同署によると、身体がまだ暑さに慣れていない梅雨の時期は、蒸し暑い日や風が弱い日、日差しが強い日などに熱中症が増加する傾向にある。搬送人数が急増した6月17日は日照時間が今年最長の13・6時間で、最高気温は直近の3日間で約10度上昇していた。
駅で啓発活動
熱中症による搬送人数が今後ますます増加することを危惧して、緑消防署は6月20日、(株)伊藤園、東急電鉄(株)との協力で、長津田駅正面改札内コンコースで駅利用者に熱中症予防を呼び掛ける啓発活動を実施した。
同署の署員や緑消防団員をはじめ、伊藤園、東急電鉄の社員約20人が参加。啓発用チラシのほか、伊藤園が用意した「健康ミネラルむぎ茶」480本などを配布した。
今年4月に緑消防団に入団し、今回の啓発活動に参加した大学3年生の女性2人は「むぎ茶を飲んでもらい、少しでも熱中症予防につながれば」「熱中症になる人数を少しでも減らせるようにと思って活動しました」と話していた。
同署の吉野賢二副署長は「熱中症予防には水分と塩分の補給が大切。室内でも熱中症になることもあるので、エアコンを適切な温度に設定して使ってほしい」と語った。
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