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公開日:2025.07.17

長津田小学校
中村輪夢さんら特別授業
自分の道 生きていく力に

  • 長津田小学校に来校した松本さん(左)と中村さん

  • さまざまな技を披露した2人

  • 児童に向けた講演

 空中で披露する数々のダイナミックな技で注目を集める自転車競技「BMXフリースタイル」の国内トップクラスのライダー・中村輪夢(りむ)さん(23)と松本翔海(しょあ)さん(15)が7月8日、長津田小学校(佐藤正淳校長、全校児童762人)を訪れ、特別授業を行った。

 この特別授業は、(一社)全日本フリースタイルBMX連盟(出口智嗣理事長)と(株)マイナビが共同企画したもの。「マイナビじぶんスタイル教室」の名称で、子どもたちが自身のキャリア形成について探求心を持つきっかけになればと、各地で開催されている。

鍛えた技が心を動かす

 体育館に集まった全学年の児童の前に登場したのは、オリンピック2大会連続出場経験を持つ中村さんと、国内外の大会で活躍する松本さん。体育館の中央に設置された大きなジャンプ台を使い、自転車と共に上空高く舞い上がってさまざまな技を披露すると、会場は子どもたちの大歓声に包まれた。バックフリップ(後方宙返り)や、空中で車体を回す技などを目の当たりにし、児童たちは「見たことの無い自転車の動きなので、びっくりした」「2人とも本当に楽しそうなので『面白そうだな』と思った」「自転車競技がこんなにみんなの心を動かすものだとは知らなかった」と笑顔で話していた。

 松本さんは「みんなめっちゃ盛り上がっていて最高に楽しいです。BMXに興味を持ってもらえてうれしい」と語り、中村さんは「僕らも夢に向かって頑張るので、みんなも頑張ってください。目指すものがあるなら、恥ずかしがらずに目標を口に出すことが大事」と言葉を贈った。

仲間へのリスペクトを

 パフォーマンスの後は、5・6年生向けの講演が行われた。同連盟の出口理事長はBMXが「バイシクル・モトクロス」の略称であることや、大けがを負うリスクを背負いながらも自転車競技に懸ける選手たちの姿などについても解説。また、夢に向かって努力するだけでなく「仲間をリスペクトして一緒に成長することが大切」とも伝えていた。佐藤校長は「長津田小は今年で創立80周年。児童に夢を感じさせてあげたくて特別授業の企画に応募した。みんな、きょうのことを一生忘れないと思う」と語った。

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