緑区 トップニュース経済
公開日:2025.07.24
農福連携と多世代交流
区内から「循環型」モデル事例
市HPで動画を公開
横浜市が未来への「羅針盤」とする「サーキュラーエコノミーplus」(横浜版地域循環型経済ビジョン)のモデル事例として、緑区内の「横浜オリーブプロジェクト」と「⽵⼭団地プロジェクト」の取材動画が6月から市HPで公開されている。具体的な事例を紹介してさらなる推進につなげる狙いだ。
サーキュラーエコノミーとは、従来の生産・消費・廃棄の「線形」な経済システムに対して、限りある資源を持続可能な形で最大限活用していく「循環型」の経済システムを指す言葉で、新しい経済の仕組みとして世界的に注目されている。
横浜市はこれに「共生社会」を目指す視点も加えた同ビジョンを掲げ、2020年から多様な民間主体と連携を深めながら推進に取り組んできた。その中から今回、5つのプロジェクトをインタビュー動画として公開、その内2件が緑区内の事例だった。
農業で雇用創出
「横浜オリーブプロジェクト(農業と福祉編)」として紹介されているのは、(有)串田設備横浜オリーブ事業部(鴨居)の取り組み。同事業部は4年ほど前から、耕作放棄地や休耕農地をオリーブ畑にして、オリーブの生産から商品への加工、販売までを行う6次産業化に挑戦してきた。事業の拡大に伴い、高齢者や女性、障害者の雇用を生み出し、農福連携の面で注目されている。今では約3・3haの耕作地で、約800株を栽培している同社。串田賢司社長は「さらに10倍の規模に増やしていく。300年続く事業にできれば」と長期的な展望を描く。
竹山で多世代交流
神奈川大学サッカー部は竹山団地を学生寮のように活用し、多世代交流などを通じて地域活性化を目指す「竹山団地プロジェクト」を2020年にスタートした。「地域の皆様の庇護のもと、地域清掃、スマホ教室、宿題応援団、健康体操教室、神大喫茶、防災訓練、学生消防団などなど、学生たちは様々な経験を積み重ねさせていただいています」と同部の大森酉三郎監督。「これからも一生懸命を楽しみながら『ふる里竹山』を盛り上げて参ります」と話している。
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