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緑区 人物風土記

公開日:2026.10.01

元『スイングジャーナル』副編集長で、長津田でのパネル展に登壇する 三村 慎司さん 港北区在住 62歳

  • 三村 慎司さん (写真1)

ジャズの縁、紡ぎ歩む

 ○…長津田のみどりアートパークで開催されるジャズ誌『スイングジャーナル』のパネル展でトークに登壇する。同誌に約30年勤務し副編集長も務めた。長津田の愛読者遺族から寄贈された雑誌が元となる展示に「昔は他に情報がなく、ファンは拝むように読んでいた。今とは熱量が違いますね」と振り返る。長津田のジャズカフェ店主が大学の後輩であるなど、当地とは縁深い。

 ○…転勤族の父に伴い各地を転々として育った。オーディオ好きな父の影響で、幼い頃から家にレコードがある環境だった。中学で吹奏楽部に入り、ボロボロの状態で一つだけ残っていたサックスを手にした。「完全な独学でしたが、すぐ音が出たので夢中になりました」。高校時代に恩師の紹介で親に泣きついて買ってもらった名器は、現在も愛用するヴィンテージだ。

 ○…大学でビッグバンドサークルに所属し、ジャズに熱中。卒業後、専門商社に就職してからも社会人バンドでの演奏に没頭し「趣味の域を超える練習だった」と笑う。本場モントルーの舞台にも立ち、ジャズが与える感動を実感したという。その思いから同誌へ転職し、フェス特集などの企画を次々と生み出した。現在はフリーライターとして活動し「難しく考えず、第一印象や直感で素直に『いいな』と感じてほしい」と語る。

 ○…バンドでボーカルを務める妻と二人暮らし。神戸での演奏会に夫婦で前乗りした際も「気づけばジャズ喫茶にいた」と笑うほど、生活は常にジャズと共にある。今回の展示には「雑誌を作り上げた先輩方や読者、ミュージシャンへのリスペクトを込めた。黄金期の熱気を直接感じてほしい」とジャズ、ひいては音楽の素晴らしさを発信する。

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