港北区版 掲載号:2014年11月27日号 エリアトップへ

県殉職警察職員慰霊祭柔道剣道大会、柔道の部で優勝した港北署の監督を務めた 廣澤正誠(まさのり)さん 磯子区在住 37歳

掲載号:2014年11月27日号

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選手思いの指導 実を結ぶ

 ○…先日行われた神奈川県警内での柔道大会で初優勝を果たした港北署を引っぱってきた。警察官としての任務もこなしながら朝集まり、練習・指導を9月から続けてきた。選手も皆、睡眠時間や自由時間を削ったという。「今まではずっと一回戦負け。勝ち負けよりも、一生後悔する試合をしないようにと伝えてきました」。一戦一戦の積み重ねが優勝につながった。

 〇…4年半前から同署で柔道の指導を始めた。教えることが自らの成長につながると思い、希望。前任者や当時の署長からの後押しもあり、就任した。今大会から出場条件が”柔道を警察になってから始めた人”に変更され、ほとんど経験がない人たちが集まった。約2カ月の短い練習期間の中、一人ひとりの個性を大切にする指導に力を入れた。「やってきたスポーツも違うし、その日の気分も違う。それに合わせて考えていきました」。体力作りは、腕相撲を取り入れるなど、楽しくできるような工夫も。「チームとしての雰囲気がだんだんよくなっていくのを感じました」

 〇…新潟県で、高校卒業後に警察官になるまで過ごす。3世帯の家族の中で、小さい時から、「悪いことはしちゃいけない」と言われ育った。「小学校高学年の時くらいから、悪いことってなんだろう…?ってよく考えていたんですよね」。高校生の時、高齢者が横断歩道を渡れなくて困っていても声をかけられなかった。大人になるにつれ、気恥ずかしくて、正しいことができない。そんな自分がもどかしかった。「警察官の制服を着ているとそれが当たり前にできるんです」

 〇…優勝をしたチームには期待もかかる。「今回を偶然と思われないように、次も勝ちたい」と話す一方で、選手には重荷に感じずに挑んでほしいと願う。「プレッシャーを感じるのは私だけでいいんです。負けて謝るのも私の役目ですから」とおだやかな口調で語った。

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