港北区版 掲載号:2018年3月22日号 エリアトップへ

10周年を迎えたトレッサ横浜のプレジデントを務める 栗原 郁男さん 都内在住 61歳

掲載号:2018年3月22日号

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愛される場所であれ

 ○…「嘘のつけない付き合い」――。地域との関係性をこう語る。開業当初から地域住民の声に耳を傾け、本音でぶつかり合ってきた。だからこそ、今では世間話を出来る仲までに絆が深まっている。この10年で築き上げてきた人と人とのつながりこそ、トレッサ横浜の活動の賜物なのだろう。「皆さんにとって”オラが村のトレッサ”になってくれれば嬉しい」

 ○…大学時代、計量経済を勉強していたことから自動車産業の経営に興味を持ち、トヨタ自動車販売に入社。車両部、商品企画、調査、宣伝などマーケティング関係の仕事を25年間務めた。一世を風靡したキャラクター「クーポンポン」の販促も担当。着ぐるみの中に入った経験もあるという。9年前、トレッサ横浜のプレジデントに就任。創業当時はリーマンショックの渦中で目が回るような忙しさ。それでも、売上以上に「愛される商業施設になること」を念頭に駆け抜けてきた。

 ○…地域のために、普通ではかけないところに経費を、と大勢を受け入れる職業体験では、心打たれるエピソードだらけ。父親の仕事が好きになったという中学生、周りを見渡せるようになった自閉症の学生などについて、嬉しそうに語ってくれた。「こうして子どもたちの成長を見守ることに大きな喜びを感じる」と微笑む。

 ○…高級オーディオでクラシックやジャズを聴き、ワインを嗜みながら妻や友人と電車の模型やラジコンを眺めるのが休日の楽しみ。これらは全てトレッサ内の店舗で購入したもの。4人の孫を連れて訪れることもしばしば。「ひな人形やファーストシューズなど孫へのプレゼントもトレッサ」と頬を緩める。珍しいもの好きで、仲良し家族からはよく変わったものをプレゼントされるのだという。「小さいことでも喜ぶパパだと思われているだろうなあ」。蝶ネクタイのよく似合う優しい笑顔でつぶやく。

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