港北区 経済
公開日:2019.05.01
令和時代を生き残る
地域を巻き込むまちづくり
綱島で生まれ育った中森伸明・綱島商店街連合会会長は、綱島という街の変遷を目の当たりにしてきた一人だ。
かつては旅館街として賑わいを見せたが次第に衰退。昭和39年の東京五輪後に人口が増加し、宅地化され現在の街の原型となった。駅前に銀行やスーパーマーケットが登場すると、物販業からサービス業へと商店街の業態が変化した。
綱島商店街の変遷は今なお続く。綱島駅東口で行われている再開発の動きだ。「2023年の新綱島駅開業に合わせてお祝いイベントを開催したい」と語り、「東口と西口での“うまいドッキング”を考えていきたい」とこの先を見据えていた。
また、綱島の観光にも力を入れていきたいと意気込む。古墳や市有形文化財の建造物などの文化財を地元の人々は知り、後世に伝えていく責務があると語る。代表を務める綱島商店街連合会及び同協同組合では、綱島の文化財などを紹介する看板を4か国語で30枚以上作成し、発信活動にまい進している。
「一筋縄ではいかない時代」と危惧しながらも、令和に向かう中森さんの目は明るく輝いていた。
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