高齢者を対象とした港北区内の新型コロナウイルスワクチン集団接種は、5月19日から開始される。これに先立ち、4月21日には接種会場となる港北公会堂でシミュレーションが実施され、市職員のほか医療従事者らが不明点を確認したほか改善点を指摘した。18日には、ワクチンの薬液調製を担う区薬剤師会の研修も行われた。
今回のシミュレーションは市健康福祉局が主導。会場での集団接種の円滑な運営に生かそうと、受付から接種終了後の経過観察までの被接種者の動線や、体調不良者への対応方法の確認などを行った。【1】検温・受付【2】予診票記入・予診票確認【3】予診(医師)【4】接種(看護師)【5】経過観察の一連の流れについて、市担当者が説明を加えながら確認を行った。
参加者からは、予約のキャンセルで万一ワクチンが余ってしまった場合の対応、副反応が起きた場合の搬送先など質問が相次いだ。「高齢者の場合、電話が混みあい、WEBでの予約もできないと、直接会場に来てしまう人も多いのでは」という声に、市担当者は「予約なしの場合、当日の接種は受けられないが、会場での予約のサポートが可能かどうか、持ち帰って検討する」と応じた。また余ったワクチンの扱いや、副反応時の搬送先は「現在調整中で、決まり次第お伝えする」とした。予診に協力する港北区医師会の鈴木悦朗会長は、経過観察時に対応する人員やベッドの確保など詳細に確認を行った。
1日450人を想定
今回の集団接種で市は、港北区内では1日450人の接種を想定している。人数分のワクチンの薬液を希釈し、注射器(シリンジ)に小分けする作業を担うのが薬剤師だ。港北区薬剤師会では、会員に協力要請を行い、41人が18日の事前研修に参加した。同会の高木健司会長は「作業は1分で1本の計算。正確に、早く調製することを目指したい」とする。
高嶋賢一港北区副区長は、「より効率的に、区民が安心して会場に来られるように、少しでも不安要素をなくし、万全の体制で受け入れられるようにしたい」と話した。
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