県政報告 ㉟ 侵攻から病院守る赤十字標章、その意義と周知の徹底を 県議会議員 武田 翔
ロシアによる一方的な侵攻により、ウクライナ国内の産科・小児科病院が攻撃を受けたという報道がありました。
国際人道法と呼ばれるジュネーブ条約には「紛争当事国は、いかなる場合も、病院や衛生要員を攻撃してはならず、保護しなければならない」とされています。
しかしながら、今回のウクライナ紛争において、「なぜ病院なのに攻撃されるのか」と疑問を持つ方も多かったのではないでしょうか。
そもそも大半の方は「一般的な病院はジュネーブ条約によって攻撃から守られている。だから攻撃されない」とお考えであると推察しますが、実際には、病院が攻撃対象から除外されるためには「赤十字標章」が必要です。
神奈川県内には病院が338ヶ所ありますが、平時において、赤十字標章を掲げることができる病院は県内にわずか3ヶ所のみとなっています。平時から「赤十字標章」を使用できる病院を増やすべきです。
6月23日に行われた県議会では、赤十字標章の意義と周知の徹底について質問を行いました。
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