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港北区 文化

公開日:2022.10.20

大倉山歓成院
新たな客殿が落慶
隈研吾氏が設計

  • 新築された客殿の前に並ぶ、摩尼住職(前列右から6人目)と隈氏(同5人目)ら=提供写真

 高野山真言宗歓成院(大倉山アソカ幼稚園併設)は10月2日、客殿新築・本堂耐震・境内整備の完成を祝い落慶法要を行った。

故郷に初の建築

 12年に一度の本尊の御開帳に合わせて「大倉山歓成院プロジェクト」と題し、昨年2月から工事を進めていた同院。大倉山出身の世界的建築家・隈研吾氏が設計を担当した。新設された客殿庫裡は、山に向かい緩やかに傾斜する大倉山の地形をイメージしたデザインが特徴。関東大震災や戦火を乗り越えてきた築約125年の本堂は、最新工法を用いて、貴重な建物の外観はそのままに耐震性が強化された。

 当日は、青空の下で荘厳な庭儀を行った後、摩尼秀法住職が本堂に入り、本尊に工事の完了を奉告。続く式典では、中島紀于代表取締役(中島工務店/施工担当)と江尻憲泰代表取締役(江尻建築構造設計事務所/構造設計担当)、隈氏に、褒賞状が手渡された。

 「初めてふるさとに建物をつくるこができ、感無量。地元で一番大事なお寺に仕事で携わることができて光栄」と、生まれ故郷でのプロジェクトを振り返った隈氏。摩尼住職も、檀信徒や工事関係者への感謝を述べ「竣工した新しい伽藍を地域の拠り所にしていきたい」と力強く語った。

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