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公開日:2026.01.01
ダヴィンチ
高齢者にも負担の少ないロボット胃がん手術
横浜労災病院 外科部長 郡司 久
「胃がん手術は、食べられない、つらいといったイメージがありませんか?」。従来の開腹胃がん手術は、高齢者にはかなり身体的負担が大きかった。しかし、近年の手術テクノロジーや手技の進歩により、腹腔鏡よりもさらに精度が高く、身体のダメージを抑える低侵襲な「ダヴィンチ」を使用したロボット胃がん手術が普及してきた。
横浜労災病院でも2022年からロボット胃がん手術を導入し、現在では胃がん手術の90%以上にダヴィンチが使用されている。腹腔鏡との類似点は創部が非常に小さいことだが、最大の違いは、使用する鉗子が多関節を持っている点だ。胃に近い重要臓器であるすい臓を安全に乗り越えて深部のリンパ節を取ることができる。外科部長の郡司久医師は「つまり、残すべき臓器はきれいに傷つけず、取るべき部分をよりしっかり取れるというイメージ」と話す。
また、胃切除後の残った胃と腸、あるいは全摘後の食道と腸を縫合する際も、腹腔鏡では技術的に難しかった縫合操作がロボットでは比較的容易にできるため、より安全な手術となる。実際、同院でロボット胃がん手術を受けた患者の約96%が術後8〜10日以内の退院が実現できているという。「この数字は、ロボット胃がん手術の低侵襲性を示唆していると思われます」と郡司医師。
同院では、今まで困難とされていた局所進行胃がんに対しても、抗がん剤治療と組み合わせてほとんどの症例がロボット胃がん手術で切除が可能になったという。また併存症がある高齢患者にも他診療科と連携し、なるべく身体の負担が少ない胃がん手術をロボット支援下に行っている。
胃がん手術を検討している人は、同院消化器病センター(外科・内科)に問い合わせを。
横浜労災病院
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横浜市港北区小机町3211
TEL:045-474-8111
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