港北区 教育
公開日:2023.11.23
新吉田第二小
寄席の出前授業
仕草から想像し楽しむ
新吉田第二小学校で11月17日、6年生を対象に寄席の芸(落語・色物)の鑑賞授業が行われた。同校は「本物の体験を」として、各学年に応じた学習をしている。伝統芸能である落語の体験を通し、何かに一生懸命に取り組むきっかけとなることがねらい。今回の授業は、子どもの創造性を育むため、横浜などで活動する芸術団体やアーティスト、学校などが連携・協働する「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」の一環でもある。
講師は、横浜にぎわい座の落語家の桂銀治さん、マジシャンの小泉ポロンさん。児童らは、落語が流行したきっかけ、顔や仕草から想像することの楽しさ、落語の開始・終了の合図である太鼓の叩き方の意味などを学んだ。桂銀治さんの動作を手本にそばを食べる仕草を体験し、代表児童は、扇子を使ったそばを食べる仕草や、抜刀の仕草に挑戦した。桂銀治さんが動物が登場する落語を、また、小泉さんがトランプなどの道具を使った奇術や参加型の手品などを披露すると、児童らは感嘆の声を上げていた。
児童の一人は、「初めて生の落語を見た。実際にやってみると難しいけど、動物の表現がわかりやすくて面白かった」と嬉々として話した。小泉さんは「近い距離で一体になれた」、桂銀治さんは「子どもの反応が良く楽しかった」とした。
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