米作りや自然観察を通し、自然を学ぶ場を提供している鶴見川舟運復活プロジェクト(大谷佐一会長)は6月14日、新横浜公園内の約60坪の水田で、毎年恒例の「田んぼでの田植え体験」を実施した。
当日は太尾町や新横浜、新羽町などから大勢の親子連れなどが参加した。子どもたちは恐る恐る田んぼに入ると、泥に足をとられながらも、懸命に稲苗を植えていた。「ぬるぬるしてきもちわるい」という悲鳴や「ザリガニを見つけた」と喜ぶ声も聞かれた。
植えられたのは「マンゲツモチ」(もち米)で、10月に稲刈りする予定。うまく育てば約60kgの米が収穫されるという。米は脱穀などのイベント参加者に配布する予定。藁は新羽町に伝わる行事、「注連引き百万遍」に使用される。
初めて参加した太尾小1年男児は自分の持ち分の稲苗を植えると、率先して空いているスポットでも植え付け。作業を見守っていた母親は「イベントを知った息子が『やりたい』と言ってきた。都会の中なのに、こうした自然に触れられる体験ができて嬉しい」と喜んだ。大谷会長は「20年以上続く取組み。今後も続けていく」と話した。
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