大綱中大升実佳さん
応募作から、イベント誕生
７月26・27日　夏の選挙カレーフェス

イラスト作者の大升さん(大綱中２年)

　昨年実施した令和６年度「明るい選挙メッセージカードコンテスト」。イラストメッセージ中学生の部で金賞を受賞した大綱中学校の大升実佳さん(当時中１)の作品がきっかけとなり、投票啓発イベントが誕生する。

決め手は”ルー”

　横浜市長選を控える７月26日（土）・27日（日）に区内商業施設で実施される｢夏の選挙カレーフェス｣。イベント参加者に配布されるイラストには、投票用紙が”カレーのルー”に変わり、具材が入った鍋に投入される様子が描かれている。

　大升さんは、制作にとりかかる前に選挙の大切さをどのように表現するか考え、｢何かを完成させるときに、欠かせない大切なもの｣として、誰もが親しむカレーのルーをモチーフにすることを思いついたという。「自分の１票がカレーのルーのように重要｣という思いが込められた作品に、港北区選挙管理委員会の伊藤智啓さんは「ひと目見て、斬新で且つ分かりやすいアイデアだと感心した。これをきっかけに投票啓発イベントをしたいと考えた」と話した。

　６月末にイベント開催の知らせを聞き、｢びっくりしたけど、誇らしかった」と大升さん。作品制作を通じて選挙について考えてみて、｢私たちに与えられた大切な権利。投票することで社会や未来を変えることができるはず｣と話した。自身の作品が多くの人の目に触れることについては、「この絵を見て、選挙に行ってほしい｣と、作品に込めた思いを改めて強調した。

イオンとトレッサで

　26日はイオン横浜新吉田店１階オートスロープ脇、午後３時〜。27日はトレッサ横浜南棟２階グルメブリッジ、午前11時〜。会場で模擬投票・「選挙フォトスポット」で写真撮影すると各会場５００人先着で啓発メッセージカード・カレーのルー・投票日入りポケットティッシュの詰合せが無料配布される。イベントは、啓発物がなくなり次第終了。