中央大附属横浜中・高 新校舎が落成 生徒917人でスタート
中区から都筑区に校舎を移した中央大学附属横浜中学校・高等学校(三枝幸雄校長・牛久保東1の14の1)の新校舎が完成し、新学期が始まった。13日に同所で行われた落成記念式典には217人が招かれ、新たな学び舎の完成を祝った。
落成記念式典に参加したのは中央大学卒業生や地元関係者、行政関係者など217人。三枝校長は始めに「多くの方々の支援のおかげで、素晴らしい環境でのスタートを切ることができました。地域と共生し、街とともに発展していきたい」などとあいさつした。また、来賓の中村香織区長も都筑区の特徴などを紹介し、新たな教育施設の誕生に祝辞を述べた。その後、祝賀会や校舎の内覧会も催された。
周辺環境に配慮した設計に
昨年度まで中区山手町に校舎を構えていた同校は、校舎の老朽化などの理由により移転を計画。11年11月から着工し、今年1月末に完成した。敷地面積は約1万7000平方メートル、校舎は地下2階、地上3階建て構造。南側には人工芝のグラウンド、北側には体育館と校舎が建ち並ぶ。校舎周辺が閑静な住宅街のため、近隣への視線や音漏れに配慮した設計になっている。校舎内部の素材には自然木を選定し、木の温もりや自然な色合いを感じさせる設計に。緑豊かな港北ニュータウンの環境との調和を図っている。
また校舎から15分ほど歩いた大棚町に「大棚グラウンド」を設置。敷地面積は約1万平方メートル、ミーティングルームなどを含んだ附属棟も設けられ、部活動などの課外活動にも力を入れていく予定だ。
6日に行われた入学式では中学生204人、高校生193人の新1年生が入学。在籍生徒中・高合わせ917人でスタートした。生徒会長を務める江藤かなさん(高3)は「都筑区の一員として迎え入れてくれたことをうれしく思います。今後は清掃活動などを通して、地域と交流を深めたい」と話した。
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