熊本県内を中心に最大震度7を観測した熊本地震の発生を受け、都筑区内でも支援の輪が広がっている。
現地で活動
えだきん商店街(荏田南)で酒店を営む内野敦さんは、最初の地震発生から10日後の先月24日、災害ボランティアのため飛行機で熊本へ向かった。益城町の様子はほとんどの家屋が倒壊し、ライフラインも止まったままで、とても住める状況ではなかったという。
ボランティアセンターで登録後、派遣されたのは全壊した個人宅。二次被害を防ぐため、散乱したブロック塀を約5時間かけて撤去した。また、店先で募っていた義援金1万3451円を益城町役場に届けたほか、店で販売する米の生産農家である南阿蘇村の中村龍子さんを訪問。中村さんは幸い無事だったが、今年は稲作ができない状況だという。
内野さんは「1日も早い復興に向けてできることをしたい」と話す。8月に再び現地を訪れる予定。店頭では引き続き義援金を募っている。
役所に募金箱設置
都筑区役所1階の総合案内カウンターには、熊本地震募金箱が18日(水)まで設置されている。被災地の救援活動支援に役立てる予定だという。1円玉や5円玉が数十枚入った袋を手に募金に訪れていた大棚町在住の80代男性は「年金生活で大きな額は寄付できないが、一助になればという思いです」と話していた。
また、中川中央町内会が総会で10万円の義援金送金を決議したほか、先月センター南商業地区振興会主催で行われた「春まつり」でも募金活動が行われるなど、区内各地から支援の手が上がっている。
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